毎度おなじみの力ずく仕事あがり&猛烈ダッシュで、行ってきた。
LIMI feu 05S/S 東京コレクション@恵比寿ガーデンホール。
ガーデンプレイスに出るまでの、駅構内の“動く歩道”が異様に好きだ。バリンバリンのロックを爆音で聴きながら、ワイドパンツの裾をバッサバサさばき、むやみに高速で移動する。しゃかしゃかしゃかしゃかーっと。最前列の席を頂いていたので、遅れたら話にならんよなと思いずいぶん急いだのだけど、ショー開始までには結構時間が押した。会場で立ち働く店員さん方は、今期の白シャツに黒パンツ。ひとりひとりが少しずつ違ったパターンのものを身につけていて、さっぱりと美しかった。バスト部分にボタンがなくて前面が菱形に開くシャツ、予約も購入もしなかったけれど、ああして見ると格好いい。
SEがビクトリア王朝系のこじゃれたピアノ曲だったので、爽やかでお上品なコレクションになるのかしらーと予想していたら。
ぜんっっぜん違った。
無数のライトがカッとついて、ランウェイが白々と浮き上がる。音は一転、ガツンとロック(やっぱりね)。ショー開始。
トップで、モデルのniuさん登場、目の覚めるような、白。つやっつやの白素材に、笑っちゃうほど大きくかっぽりしたポケット。ごつめのハーフブーツでのっしのっし歩き、やおらビールを取り出し、カメラの前でぐいっとあおる。
銘柄は……やはりエビス! 恵比寿だけに!!(感動すんなよ)
出てくる素材、色、どれも非常にケミカル。
やっぱり驚いたのは、ネオンカラーの極薄ニットやチェックなど、極彩色を何色も重ねたコーディネートだろうか。ここらへんは他のおうちにまかせておけば……と思わなくもなかったが、アメリカのキャンディみたいなぱっきりしたピンク使いは、とても可愛らしいと思った。LIMIの黒にフューシャやショッキングピンクを合わせるのは個人的に好きなのだ。定番のチューブトップがショーでも活用されていた。てろてろのピンクのものは買ってしまうだろう。
お得意の黒も、レーヨンなのかポリエステルなのかどっちもなのか判らないが、つやつや。競泳用の帽子あるでしょう、ああいう感じのプルンプルンの地質が印象的だった。前期の目玉のひとつだった、袖のぶらさがった“バケラッタ”ワンピと同型のものがあったが、つやテロ素材で作るともう全然別の印象。その他、すそが余分に余らせてあってお尻にぺろんと垂れるカットソーや、ボディコンシャスなミニワンピなど。以前から出している、アンダーバストで前身頃がつり下がるワンピースは、今回の素材だとやけにエロくていい。ごわりと硬く、ギラギラした黒素材のセットアップもあって、ハリ加減は好みだったが、着心地となるとどんなもんか。相変わらずリボンも多用していたが、あれだけはあまり好きになれない。
気になっていた白×黒の一連も、つやっぽい。白シャツはサテンかシルクだろうか、裾できゅっと結ぶタイプのものが綺麗。ただ、上下そろえてしまうと、きらめきすぎる気もする。あと、バスケのビブスのようなメッシュ素材も目を引いた。こちらは黒もネオンもあり。スポーツテイストのノースリーブとかね。定番のハイカットスニーカーに、その素材がくしゃくしゃっとついていたりする。レッグウォーマーなのかしら? メッシュ系ではアームウォーマーもあったが、それ網タイツで自作できるよ! と思ってしまった私は貧乏性ですか。
ソフトめなものでは、ジャージ様素材のパンツやスカートなど。ピンクや灰など数色あり。ところどころにジップがついていて、そこがひきつれて表情が出る仕様。襟つき長袖の、チャコールグレーのツナギは上品で気に入った。春先に活用できそうだ。だぼっとした白パンツを腰履き、ってのも多摩ヤンキーみたいでよし。そして今回、履き物がなかなか好み。エナメルに皺加工されたようなエンジニアブーツや、ビーチサンダル型で甲の部分に鋲の装飾があるサンダル。リボンつきの華奢なミュールも。黒地に原色で派手派手しく絵が描いてあるハイカットスニーカー、あれは買ってしまいそうだ。
ショーのラストは、またniuさんが。LIMIのお馴染みショッパーをわんさか抱えて、もう全身ピンク。ランウェイにそれをばしんばしんと投げつけてゆく。その中にいっこ! ラインストーンのチャームがついた、とっても可愛いピンクのスクエアバッグを発見したぞ。あれほしいよあれ! ずっと置いたままだったエビスの缶にもショッパーをぶん投げていて、とぽとぽぽ……とビールがこぼれた。もう一度がぶりとあおって、終了。
彼女、最後まで缶離しませんでした。
そんなわけで。
たまげた。【猛烈パンクとヤンキーの危うい融合】になってんだもの。似非なんかではなく、ネタとして完全に笑い飛ばしているようなパンクだ。里美女史の不敵な笑みが、全点からわらわらとほとばしるよう。ここまでやっても「コレクションブランド」だと言い切り、新旧の客を離さないとしたら、やっぱりパワーがあるんだと思う。「だって参考商品だもーん」では逃げられないわけで(と思わせておいて、おもいっきり路線変更、コレクションの半分も店に並ばなかったらどうしよう)。強情なまでの力と勢いと、怖いもの知らずなわがままさ。正直、中盤までは「コレクションはいい。でも春夏、まともに買うものあるんだろうか……」と思いながら観ていたけど、今書いている文章読み返したら、どうやらそうでもないみたいだ。なんか欲しそうだし、私。
服もよかったが、今回の使用曲は最高だった。興奮の半分は音のおかげだったりも。いつか生音でお願いしたい。ロザリオスとか! そして、コレクション帰り、ずっと横にいた篠原ともえちゃん。薄化粧で、華奢で可愛らしかった。お顔ちいさいちいさい。
帰り道、あの演出のせいでビールが飲みたくて仕方なかった。
あいかわらずコレクションを楽しんでらっしゃいますねー。
エビスでたって話は聞いてましたが、そういう流れだったんですか。
またおっとこまえな飲み方ですね(笑)
服のほうはヨミウリオンラインでみました。
http://www.yomiuri.co.jp/collection/tokyo/limi_feu/index.htm
う〜ん、ほんと今までとがらっと変わりましたね。
上の中なら
http://www.yomiuri.co.jp/collection/tokyo/limi_feu/03.htm
かなぁ。キュートなパンクガールっぽくて。
でも今までのLimi路線とは全然違いますよね。
インビの船の図柄、なにかと思ってたんですが、
色のグラーデションを示すことによって
コレクションの多色使いを暗示してたのかなぁ。
こちらも明日はいよいよato。
あきねこさんの分まで見てきますね。